上手に薬局を譲渡するための、たった一つの方法

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Q4.既知の医師に頼まれ、新しく店を出したが儲からない。この店だけ手放したいのだが…。

原田恭太さん(仮名・53歳)は、現在3店舗の薬局を経営しています。悩みは収益が思わしくない店を抱えていることです。

「問題の店舗は、3年前に、皮膚科の門前として開局しました。駅から離れている新興住宅地なので、そもそも近所の人しかきません。また、ドクターは週に2回、出身大学の付属病院で診療を担当しています。ですから、その二日間はクリニックは休診日。診療圏が狭い上に、診療日数も少ない、まさに二重苦を抱えるクリニックだったわけです」

その店は、原田さんにとっては三店舗目の開局。長年の勘で、開局の誘いを受けた時から悪い予感がしました。しかし、その皮膚科のドクターは、一店舗目、二店舗目でお世話になったドクターの姪御さん。近所に調剤薬局が無いので、ぜひ出店してほしいと頭を下げて頼まれたので、無碍には断れなかったのです。

実際にオープンすると問題は山積しました。何よりも苦労したのは人材の確保です。欲しかった人材は管理薬剤師として店舗を切り盛りしていく責任感がある人です。しかし、そのような仕事熱心な人はたいてい、週4日という短い勤務では不満です。逆に週4日の勤務を望む人は、そこまでの責任を負うことは嫌がります。

結果として採用しても定着率が悪く、リクルートの費用ばかりがかさむという悪循環に陥っています。

他の店のスタッフを一時的に移動させて凌いだこともあります。しかし、慣れた店を離れる不満は予想以上に高く、結局、人が足りない時は、原田さんか、やはり薬剤師の資格を持つ奥様が店を見ることで、なんとか回しているという状態です。

収益がもっとも悪い店をオーナー夫婦がみて、収益が高い他の店がおざなりになっているのは、ある意味、本末転倒。それでも、とにかく3年間、姪御さんのクリニックのために協力してきたのですから、義理は果たしたといえるでしょう。

原田さん夫婦は、その店を手放す決意を固めました。でも、果たして、こんな店を購入してくれる人はいるのでしょうか。あるとすれば、どんな方法が最適なのでしょうか?

A.薬剤師が確保できないなら、確保できる会社や個人に売却する。

原田さんが譲渡したいのは、郊外の一店舗だけなので、事業譲渡以外に選択の余地はないでしょう。もっとも、一店舗だけ切り離すことは単純な作業に見えますが、実はそう簡単ではありません。建物はそれぞれ独立していますが、レセコンなどのシステムや在庫や人など共用しているものは意外に多いものです。それらをきちんと分けて、はじめて譲渡が可能になります。

ところで、原田さんは、こんな条件が悪い店に買い手が現れるのかどうか心配していますが、それは杞憂でしょう。大量採用している中堅・大手の薬局チェーンなら、比較的容易に薬剤師を集められます。また、社内にはパート社員、時短社員など様々な働き方をしている人がいるので、診療日数の少なさを歓迎する人もみつけやすいでしょう。

また、郊外の新興住宅地は、将来、人口増が期待できるかもしれません。在宅もはじめれば休診日でも稼働できるでしょう。もちろん、ドクターの大学病院へのお礼奉公もいずれは終わります。長い目でみれば、お得な薬局に代わる可能性は十分にあるわけです。

一方で独立希望の個人に売るという考え方もあります。「一人薬剤師」の店としてなら、薬剤師の確保に悩む必要はないし、一人分の給与が出るくらいの売上は十分にたてられるということは、よくある話です。原田さんにとっては悪い物件でしたが、それがすべての人にも悪いわけではありません。時には素晴らしい物件になることもあります。だからM&Aが成り立つわけです。



【大手が薬剤師を供給できるワケ】

大手調剤薬局チェーンは本部で薬剤師を一括採用するケースがほとんど。本部は、全国に散らばる各店舗にバランスよく薬剤師を配属するため、一般に薬剤師の確保が困難な店でも、比較的容易に薬剤師が確保できるわけです。


大手が薬剤師を供給できるワケ


薬局系事業承継の決定版
「上手に薬局を譲渡するための、たった一つの方法」より

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