薬局のオーナーとして働いてきたが、年齢などの影響からそろそろ他の人に薬局を譲りたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時、親族や現在薬局で働いている方の中から選び事業継承したり、薬局M&Aを選択したりする場合があります。
薬局M&Aや事業継承を行う場合、成立するまでどれくらいの期間がかかってしまうのでしょう。
今回は薬局M&Aや事業継承の成立までの期間について詳しくご紹介していきます。
目次
薬局M&Aや事業継承の成立にかかる期間
薬局M&Aや事業継承の成立にかかる期間というのは、案件ごとによって大きく異なります。
目安の期間として、大体最短でも3ヶ月、長ければ1年以上かかってしまうことも稀ではありません。
その薬局によって状況や環境が変わってくるため、目安は出せても本当にその期間で終わるのかは言えないのです。
最も手っ取り早いのは親族への事業継承
薬局オーナーを引退し、薬局を他の人に譲ろうとした場合、上記でもご紹介したように様々な方法があります。
その中で最も期間が短くて済むと予想できるのは、親族への事業継承です。
親族、特に自身の子どもへ事業継承されるケースもよく見られます。
親族に事業継承する場合、まずは薬局の経営状況や自身の資産状況などを確認し、事業継承計画を作成します。
事業継承計画に合わせて行動していくことになるので、具体的なプランを用意する必要がありますが、期間も比較的自由に設定できるためなるべく早く事業継承したい場合にも有用です。
親族が事業継承するメリットには、薬局で働いているスタッフや取引先の卸業者、銀行などといった関係者から理解されやすいという点が挙げられます。
これまでの仕事内容が大きく変わることも少ないので、理解が得られやすく、スムーズな事業継承となるでしょう。
また、早く後継者が決まるのでその分後継者に対する教育を行っていくことができます。
そのため、事業継承の中でも手っ取り早く成立させられるのは親族への事業継承となるのです。
親族への事業継承にもデメリットがある
期間をできるだけ短くしたい場合には親族への事業継承を選んでも良いのですが、親族への事業継承にはそれなりのデメリットがあることも把握しておかなければなりません。
どのようなデメリットがあるのかというと、まず親族に薬局経営者としての力や責任感が不足している可能性があります。
自身の子どもは特に、事業継承の際にも甘やかしてしまう可能性が高いのですが、ここで子どもの力を見誤ってしまうと、子どもが経営の危機に陥ってしまうだけでなく長年頑張って築き上げてきた薬局が潰れてしまう可能性もあるのです。
そう考えると、親族への事業継承はデメリットであると言えるのではないでしょうか?
また、子どもであれば納得してもらえるケースも多いのですが、その他の親族に事業継承する場合、他の親族間で遺産問題に発展する場合も考えられます。
親族への事業継承にはこのようなデメリットがあることも把握しておきましょう。
薬局M&Aや事業継承にかかる期間が長引きやすい理由
そもそも、薬局M&Aや事業継承に時間がかかってしまうのはなぜなのでしょうか?
考えられる理由をご紹介していきましょう。
・必要書類などを準備するのに時間がかかる
まず、薬局M&Aや事業継承を行うためには様々な書類を準備しておく必要があります。
役所から取り寄せないといけないものもあるので、時間を作って役所に赴かないといけません。
必要書類を準備するのは1日では難しく、仕事もこなしながらとなるとさらに時間はかかってしまうでしょう。
・薬局の調査に時間がかかる
薬局M&Aや事業継承を実施する際に、現在の経営状況を確認するための調査を行う必要があります。
薬局M&Aを活用する場合は特に、薬局がどれくらいで売却できるのかある程度相場を知っておかなくてはなりません。
そのため、薬局の経営状況や相場を調べるために時間がかかってしまいます。
・人による弊害
人による弊害が起きてしまうケースもあります。
どういったものかというと、例えば病院やクリニックの近くに薬局を経営し、処方を受けるというケースがほとんどかと思いますが、その処方元となる医師が薬局M&Aや事業継承に反対する可能性があります。
また、従業員からも反対を受けてしまうことも考えられます。
こういった反対が起きてしまうとスムーズに薬局M&Aや事業継承が行なえません。
スケジュールを計画する時は、余裕を持ったスケジュールにする
薬局M&Aや事業継承にはそれなりの期間が必要だということが分かっていただけたかと思います。
大きな契約ごとにもなりますから、どうしても期間は必要ですし計画していたスケジュールよりも長引いてしまうことの方が多いでしょう。
薬局M&Aや事業継承のスケジュールを立てる時は、余裕を持ったスケジュールにすることが大切です。
また、長引いてしまうことも考慮して早めに準備を始めていった方が良いでしょう。
薬局M&Aの相手や後継者探しは大変!
スケジュールを計画し、次に薬局M&Aの相手や事業継承を行う後継者探しを本格的に始めていくことになるのですが、自力で探すとなるとかなり大変です。
例えば、薬局M&Aの相手探しとなると大手薬局メーカーとの交渉になるため、薬局側が不利益になることばかり提案されてしまうようなイメージを持っている方もいるでしょう。
また、事業継承の後継者探しも親族や働いているスタッフならまだしも一から後継者を探すとなるとかなり大変な作業になってきます。
時間もその分かかってしまうことになるでしょう。
薬局オーナーが1人で計画を進めていくには、多くの労力が必要となります。
薬局M&A・事業継承をスムーズに行いたい、そんな時はアテックを活用しましょう
薬局M&Aや事業継承はどうしても時間がかかってしまうものです。
いくら短期間で済ませたいと考えていても、様々な要素から1年以上かかってしまうケースもあります。
成功させるには期間も必要となりますが、やはり多くの薬局オーナーはスムーズな引退を目指したいと考えているはずです。
そんな時に活用してもらいたいのが「アテック」になります。
アテックは、1991年から創業し調剤薬局に特化してM&Aの仲介サポートを行ってきた企業です。
これまで多くの薬局M&Aをサポートしてきています。
アテックの場合、薬局を譲渡しようと検討されている方に関しては相談料無料となっています。
そのため薬局M&Aや事業継承について相談したいことがあった時、気軽に相談に乗ってもらえるのです。
薬局M&Aや事業継承については周りになかなか相談できないという方も多いでしょう。
しかし、アテックならそんな方に対しても専門的なアドバイスを送ることも可能なのです。
仲介料に関しても成功報酬であり、譲受側の企業からとなるので余計なコストがかかりません。
他にも、アテックでは薬局を売りたい側と買いたい側のマッチングが行える「ファーママーケット」というサイトを運営しています。
ファーママーケットでは売りたい側と買いたい側がそれぞれ情報を入力しておき、希望の条件に当てはまる相手を見つけられます。
こちらも基本的に無料で活用できるので、ぜひ試してみましょう。
薬局M&Aや事業継承は短くても半年、長ければ1年以上の期間がかかってしまいます。
しかし、アテックやファーママーケットを活用することによって期間を少しでも短縮できる可能性もあるのです。
スムーズな薬局M&A・事業継承を行いたい方は、ぜひ活用してみてください。